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王位戦終了!祝防衛!!

こんばんは、MASAHARUです。

 

今日は当然この話題でしょう笑、

本日、現在行われている将棋のタイトル戦、王位戦の第5局が終了し、見事羽生先生が防衛を決めました!!やったー、すごい、おめでとうございます!!

 

2日間に渡って繰り広げられた本局は、中盤頃までは挑戦者の広瀬章人八段の優勢と思われていたようです。私の棋力ではとてもそこまでは読めず…ただ、持ち時間を使ってしまっている分、羽生王位が終盤苦しくなるのではと思っていました。

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ですが、やっぱり羽生先生は強かった!!局面が進むにつれ、少しずつ状況が複雑、難解になっていき、気付いたときには逆転しておりました…。

 

基本的に運やラッキーパンチのような要素が皆無の将棋の世界で、劣勢の中、見えない細い糸を手繰り寄せるような、そんな1手を指し続けられることこそが、羽生先生の強さの秘密なのではないかと思っております。

 

そして終盤、114手目で飛び出した「5二飛」!!

私の棋力ではその手がどれほどすごい1手だったのかはまだよく分かりませんが、将棋のネット掲示板などでは絶賛の嵐だったようです。「羽生マジック」炸裂ですね!

 

※羽生マジックというのは、羽生先生が繰り出す誰も考えつかないような驚くべき1手で、数々の逆転劇を生んだことから「まるでマジックを見ているようだ…」ということでその名称がつけられました。

 

この1手でもって局面が決定的となり、124手の激闘を制し、見事防衛を決めたのでした。本当におめでとうございます!

 

羽生先生は今回の防衛にて、通算獲得タイトル数を93期に更新しました。

はっきり言ってこの成績はもう異常です。

どれくらいすごいことかというと、現在第一線で活躍するトッププロ棋士の中でも、まだ1期もタイトルを取られていないというプロ棋士の方はたくさんいらっしゃいます。それくらい「タイトルを獲得する」ということは難しく、それ故に1期でもタイトルを獲得することができれば、生涯胸を張れるとても名誉なことなのです。

それを93期ですよ、93!!

羽生先生の現在の年齢と活躍ぶりを考えれば、近い将来、通算獲得タイトル数100期はほぼ確実と言われています。もうこんな偉業を成し遂げられる棋士は金輪際現れないでしょうね…。誇張表現でも何でもなく、「生ける伝説」です。

 

…何だか興奮して収拾がつかなくなりそうなので、今日はこの辺でやめておきます笑。羽生先生の凄すぎるエピソードはまだまだあるので、それはまた今度にでも。

 

最後に、トッププロ棋士である藤井猛九段の名言を。

「将棋とは、一対一で玉を攻め合い、そして最後に羽生が勝つ。」

 

それでは。