棒銀・マイ・ライフ

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王座戦第4局

こんばんは、MASAHARUです。

 
 
10月に入り、朝晩はすっかり冷えるようになってきましたね。
 
何事にも不精な私は未だに扇風機すら片付けておりません笑。衣替えもしなくちゃなぁ…。皆さんも風邪などひかないように気をつけて下さいね。
 
 
さて、今日は久しぶりに将棋の話を。
 
本日行われた第63期王座戦第4局は、
約9時間の激闘の末、88手をもって羽生王座の勝利となりました!うおー!!おめでとうございます!!
 

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今期の王座戦、順調に初戦を白星スタートで飾った羽生王座でしたが、その後2局目、3局目と立て続けに連敗してしまい、カド番に立たされておりました。
 
その内容も、どちらとも終始劣勢のまま押し切られるような展開だったので(プロ棋士の世界では一手差は大差と言われています)、今回は羽生さん危ないのではないか、新王座誕生か!?、なんて巷では騒がれていました。
 
正直私も、「もしかしたら…あわわわわ…」なんて不安に思っておりましたが…。
 
本日の対局が開催されたのがお隣の仙台市だったので、できることなら現地に赴き力の限り応援したかったのですが、所用のためやむを得ず大量のオレンジジュースを買い込み(?)自宅のPCから力の限り応援しました。
 
本局は序盤から駒がぶつかり合うような展開となり、お互い玉を囲い切る前に中盤戦に突入するような流れとなりました。
 
中盤以降、しばらく羽生さんが苦しい時間帯が続きましたが、何とか相手の攻めを受け切り、見事逆転勝ちをおさめました。いやー本当に良かった!!
 
本局のポイントは何と言っても、羽生さんが居玉のまま相手の攻めを受け切り勝ってしまったことでしょう!!
※居玉とは、自分の王様が開始位置から動かないこと。 
 
将棋は玉を取られたら負けなので、普通は玉を端に寄せて他の駒で囲んでから戦いを始めるのですが(矢倉囲い、美濃囲い、穴熊などなど)…。将棋の格言にも「居玉は避けよ」なんていうのもあるくらいです。
 
それをこの方は…。
終局後、解説の千葉幸生六段の「これで勝ってしまうんだもんなぁ…」という言葉が印象的でした笑。
 
ほんと羽生先生にはこれまでの常識なんて通用しないんですね。凄すぎます。
 
 
さて、これにて2勝2敗のタイに戻し、今期王座戦はファイナルセットにまでもつれ込みました。
 
次回、最終局は10月26日に山梨県で開催されます。
羽生先生の防衛なるか、はたまた新王座が誕生するのか。
 
こうご期待!!
 
 
追記
 
本日の対局の模様を中継したニコニコ生放送の番組の中で出題された詰将棋の問題がこちらです。

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皆さんは分かりますか?5手詰めとはいえ意外と難しいですよね。
 
解答はまた次回にでも。